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先生のつぶやき
みなさん、こんにちは(^^)/
福岡の熱血学習塾「学思館」須恵教室の庄崎です。
大丈夫な生徒ほど、大丈夫じゃない??
遥か昔のことです。私は大学時代、ある教授にゼミで大変お世話になったのですが、その先生はガチガチの理系的合理主義者ではなく、とても発想が柔軟で面白い先生でした。
色々とためになる話を頂戴したのですが、先生のお言葉の中の一つに
「大丈夫な人はなぜか大丈夫とは言わない。そして、大丈夫ではない人はなぜか大丈夫だと言う。」
という笑い話がありました。
逆説的かつ端的で、とても印象に残る言葉でした。今でも鮮明に覚えています。
例えば、勉強不足の生徒に「大丈夫か?」と尋ねると、なぜか「大丈夫です!」「ばっちりです!」という答えが多く返って来ます。
一方で、しっかり勉強している生徒に「大丈夫か?」と尋ねると「まだまだです」「足りていません」という反応が多いのです。
面白い矛盾ですよね。
最大の敵は心の中の「甘え」
この矛盾は、言葉が性格と心情の発露であると考えると理解しやすくなります。
簡単に根拠なく「大丈夫!」と言ってしまう生徒は、「これぐらいでいいや」という大いなる甘えと油断を持って日々生活していることが容易に想像できます。
自分を簡単に許すわけですから勉強不足になるのは当然ですね。
一方で「まだまだです」と答える生徒は、慎重な考えの持ち主であることが想像できます。
慎重であるからこそ自分の力量と目標の差をリアルに自覚して、コツコツと努力をします。
そして、勉強をすればするほど、成績を上げることが決して簡単ではないことを理解します。
それがまた、より慎重な発言と努力の継続につながるのでしょう。
大いなる成長とは「足らざるを知ること」つまり「自分に足りないものを自覚して認めること」から始まります。
簡単に「大丈夫!」と言わない慎重な子どもは、己の足らざる部分をちゃんと知っているのかもしれません。
皆さんも、簡単に「大丈夫!大丈夫!」と言ってしまってはいませんか?
楽観的すぎたり、自分を甘やかしすぎて成長の機会を逃すのはとても怖いことですよ。
皆さんの成長を害する最大の敵は、まわりのライバルでもなく、保護者でも教師でもなく、自らの心の中にある「甘え」なのですからね!